2020年12月21日(月)〜2021年1月4日(月)は二十四節気では冬至(とうじ)と呼ばれる時期です。
冬至は1年で最も昼が短く夜が長い日で2020年は12月21日です。
夏至は反対に最も昼が長く夜が短い日で2020年は6月21日で、冬至と比べると日がでている時間が約5時間も違うそうです!
最近は夕方4時半を過ぎると暗くなってくるので1日が短いように感じてしまいます。
夏は日中は暑いので夕方に行動することが多かったけど、冬になると暗くなる前に犬の散歩しないととか、買い物行かないとと焦ります笑
二十四節気の冬至の頃は年末から年始の時期で冬の寒さが強くなります。寒さを乗り切るために体を温めるカボチャや柚子湯などこの時期ならではの習慣がありますよね。
移りゆく季節をさらに細かく表現した、七十二侯に触れながら紹介します。
乃東生ず(なつかれくさしょうず)
乃東(なつかれくさ)とは夏になると枯れてしまう「うつぼぐさ」のこと。
この頃は寒いので新芽が出る草木はありませんが、うつぼぐさは芽が出る頃です。
新暦では12月21日〜25日頃の時期です。
候の行事「柚子湯」
日本では柚子湯に入ると「一年中風邪をひかない」という言い伝えがあります。
柚子湯に入る習慣は江戸時代からとされています。「冬至」を「湯治」にかけ、「柚子」を「融通」にかけた語呂あわせとして生まれ、お風呂屋さんが始めたとされています。
麋角解つる(しかのつのおつる)
大鹿の角が抜け落ちて生え変わる頃
新暦では12月26日〜30日頃の時期です。
旬の野菜「カボチャ」
カボチャは夏の野菜ですが、日本では冬至にカボチャを食べる習慣があるので夏に植えて、冬が近づいた頃に収穫し冬至の頃が食べごろになるように栽培されます。
カボチャは「南京(なんきん)」とも呼ばれ、冬至の頃に食べられる理由は「ん」のつくものを食べると運気が上がるといわれているからです。
雪下麦を出だす(せつかむぎをいだす)
降り積もる雪の下で、麦が芽を出しはじめる頃。
新暦では12月31日〜1月4日頃の時期です。
候の言葉「正月」
大晦日の12月31日は「年越し蕎麦」を食べますが、この習慣は江戸時代からあるといわれています。
理由は蕎麦の細長い形状から長寿を祈願して食べられた「長寿祈願」、強い植物であるソバから健康を願って蕎麦を食べる「健康祈願」など諸説あります。
お正月に食べる「おせち料理」についてもそれぞれの料理に意味があります。
代表的な料理をご紹介しますね!
黒豆
黒く日焼けするほどマメに働けるように邪気を払い、長寿と健康を願ったもの
数の子
数の子は卵の数が多いことから五穀豊穣と子孫繁栄を願ったもの
田作り(ごまめ)
カタクチイワシを田んぼの肥料にしたところ豊作だったことから五穀豊穣を願ったもの
栗きんとん
かち栗は「勝ち」に通じるので縁起が良いとされ、黄金色から金運を願ったもの
海老の焼き物
ひげが長く腰が曲がっている様子から長寿を祈願した縁起物