Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)を略してSDGs(エスディージーズ)といいます。
SDGsとは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称であり、2015年9月に国連で開かれたサミットの中で世界のリーダーによって決められた、国際社会の共通目標で2030年の達成を目指しています。
SDGsは「17の目標」と「169のターゲット(具体目標)」で構成されています。
17の目標はこちら

「貧困」の原因は格差
17の目標の1つめは「貧困をなくそう」です。
世界では7億3,400万人が極度の貧困で、1日1.9ドル未満で苦しんでいます。5人に1人の子どもが極度の貧困状態です。
出典:国連「目標1:あらゆる形態の貧困を終わらせる」
南アジアとサハラ以南アフリカには、極度の貧困の中で暮らす人々の圧倒的多数が集中しています。脆弱で紛争の影響を受ける小さな国々では、貧困率がしばしば高くなるそうです。
南アジアとはアフガニスタン、バングラデシュ、ブータン、インド、モルディブ、ネパール、パキスタン、スリランカです。インド洋やベンガル湾、アラビア海に囲まれた半島であり、2015年時点で、南アジアには世界人口の5分の1である17億人以上が暮らしていると言われています。
世界で2番目に貧困な子どもたちが多い地域だと言われていますが、就業率の低下が貧困率に大きく関わってきます。
インドは近年の著しい経済成長があり、2030年には日本を抜いて世界第3位の経済大国になるといわれていますが、就業率は男女や都市部、農村部での格差が広がっています。
インド以外の南アジアは輸出が低迷しており、財政再建は鈍化、赤字が膨らんでいる状況で就労の割合は低下して、国内の貧困率を高めてしまっています。
南アフリカについては2006〜2015年の貧困傾向報告書によると、南アフリカの人口の55.5%にあたる3,040万人が貧困状態にあります。
ケープタウンやヨハネスブルグの大都市の給与水準は、日本と同じくらいの給与水準・物価なのに対して、地方は月数千円の収入で暮らしている人たちがいます。
貧困は「格差」が問題です。
紛争が原因で貧困した生活を送っている人たちもいますが、貧困した生活のせいで経済活動がうまくかなくなる。政治に不満が高まることで紛争に発展するとい負の連鎖があります。
日本の相対的貧困問題
貧困は発展途上国、後進国だけの問題ではありません。先進国でも3000万人もの子どもたちが今も貧困の中、暮らしています。
出典:SDGsジャーナル
日本でも子どもの貧困問題があります。
こんなにモノがあふれかえる日本でも苦しんでいる人がいるのです。
貧困は2種類あり「絶対的貧困」と「相対的貧困」です。
「絶対的貧困」は「1日1.90米ドル(約200円)未満で生活する人々」と定義されます。「相対的貧困」はその国の文化・生活水準と比較して困窮した状態で「世帯の所得がその国の等価可処分所得の中央値の半分に満たない人々」と定義されます。
日本も含めた先進国の貧困は「相対的貧困」にあたります。
日本の相対的貧困状態の17歳以下は14%、7人に1人の子どもが社会的に困難を感じています。特に深刻なのはひとり親世帯で貧困率は2015年で50.8%です。
出典:厚生労働省HP
世界で深刻な貧困がありますが、日本の貧困は日本で解決しなければならない問題です。
世界の「絶対的貧困」は待ったなしなので行動が必要です。
ちなみに私は10年間、国連UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)で毎月小額ですが寄付をしています。

寄付による税控除があるので、負担は少なくなります!検討してみてはいかがでしょうか?
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