昔は野菜や農産物の作り方は、オーガニックが当たり前でした。

現代のように化学合成農薬や化学合成肥料を使う農業は第二次世界大戦後に世界的に広まりました。

農薬を使うと雑草や害虫の駆除が簡単になり
化学合成肥料を使うと収量が多くなって効率良く作れるので

戦後の食料不足の時代では近代的な農業として受け入れられました。

化学肥料を使った畑は雑草も増えるので、さらに農薬を使います。

農業に効率を求めて単一の農産物を大量に作って行くと、生態系が乱れその農産物が好きな害虫が集まるのでさらに農薬が必要となっていきます。

昔ながらの農業では土壌と雑草や虫の生態系を畑の中で循環させるので、豊かな土壌から作られた農産物は生命力に溢れています。

畑を見ると慣行農業(一般的な農業)と有機農業の畑はすぐにわかります。

雑草がなくて、キレイな畑は慣行農業で
バランス良く雑草があって虫がいて土が柔らかくふかふかしている畑は有機農業です。

ワインのことで言うとブドウは本来
水はけの良い乾燥した土地で育ちます。

ブドウはミネラルを含んだ地下の水脈まで根を長く伸ばしていくのですが、

化学肥料や農薬に長年頼った畑は
これまでの化学肥料や農薬が留まった土が岩盤のように固くなった層が出来るため
ブドウが根を伸ばせなくなります。

根が伸ばせないから、ミネラルなどの必要な成分が取れず
その土地の個性が現れないブドウになります。

「奇跡のリンゴ」の木村秋則さんも自然農法でリンゴを育てるために
機械や車両で土を潰してしまうと土が固くなって生態系が作れないので
一本づつ歩いて収穫をしていました。

農業とは人間が安定して食べ物を確保するために、人工的に作られたものですが
昔から自然と共存をしながら続けて来た歴史があります。

私としてはオーガニックの方が安心・安全というよりも美味しいと思うんです。

生命力あふれた野菜や果物はとっても魅力的です。

もちろんオーガニックじゃなくても食べ物を作ってくれる農家さんみんなに感謝をしています。

こうして生きていけるのは自然と農家さんのおかげだと思っています。

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